市民会議では、コロナ禍で長らく開催を見合わせて参りましたリアル対面型のイベントを、この度復活したいと思います。
記念すべき第一弾は、
死刑を廃止したエルベグドルジ元モンゴル大統領「今、死刑について語る」
です。
2009年から2017年までモンゴル国の大統領を務めたエルベグドルジ元大統領は、就任最後の一年である2017年に、同国を死刑制度を廃止に導きました。
モンゴルは今、アジアでもっとも最近、死刑を公式に廃止した国になっています。
大統領就任後から一貫して、死刑執行を停止することを宣言していた元大統領。さまざまな議論が巻き起こる中、なぜ死刑を廃止できたのでしょうか?
エルベグドルジ氏が、国際死刑廃止委員会(ICDP)の訪日ミッションとして来日する機会を利用して、お話をお伺いする貴重な機会です。
氏の死刑廃止にかける思いや使命を、ぜひ直接会場でお聞きください。
日 時 :2025年5月17日(土) 14:00開演/13:30開場
場 所 :立正大学品川キャンパス 13号館 ロータスホール
費 用 :無 料
また、講演会では、昨年、「死刑について考える懇話会」の委員を務めた井田香奈子氏をお招きし、日本と世界における死刑制度の課題についてお話しいただきます。
講演内容
ツァヒア・エルベグドルジ氏(元モンゴル大統領):「なぜモンゴルは死刑を廃止できたのか」
井田香奈子氏(朝日新聞オピニオン編集長代理) :「なぜ日本は死刑を廃止できないのか」
場所は、JR大崎駅・五反田駅から徒歩5分、東急電鉄大崎広小路駅から徒歩1分、東急電鉄不動前駅から徒歩13分です。
詳しい場所については、こちらをご参照ください(https://www.ris.ac.jp/access/index.html)
●立正大学品川キャンパス(〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16)
チラシのダウンロードはこちらをクリックしてください→
みなさまのお越しをお待ちしております!
登 壇 者
■ ツァヒア・エルベグドルジ氏

モンゴルの民主化を主導した政治家。1963年、遊牧民の家庭に生まれる。1990年の民主革命で一党支配を終わらせる中心的役割を果たした。国会議員、首相、大統領(2009-2017)を歴任し、法の支配の強化、汚職対策、環境保護に尽力。特にガバナンスの透明性向上を推進し、2017年には死刑を廃止した。現在は国際的な活動を展開し、死刑廃止国際委員会(ICDP)委員、世界モンゴル連盟会長を務めるほか、2023年以降はスタンフォード大学でアジアの民主主義やガバナンスを研究している。
■ 井田 香奈子 氏

朝日新聞オピニオン編集長代理。1992年朝日新聞入社。社会部、ブリュッセル支局長などを経て、司法分野を担当する論説委員を計7年半務める。2025年4月より現職。
共催団体
死刑をなくそう市民会議
アムネスティ・インターナショナル日本
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90